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お国が違えば・・・

現在関わっている案件で出くわしたシーン。

現在Class 1 circular と呼ばれる当局宛ファイリング書類の作成に関与しています。日本のEDINETと同様、この書類はワードファイルでは提出できないため、印刷会社を通じて特殊なファイルに変換してもらいます。

当然色々な当事者がコメントをしてくるため、印刷会社に何度もコメントを投げて、彼らがアップデートしたドラフトを当事者に回し、さらにコメントを集め・・という作業を行うのですが、そんな作業の中で驚愕の一幕がありました。

コメントを集める中でドラフトのバージョンが1,2,3・・・と振られていくのですが、最新のバージョンをレビューしていなかった当事者が「過去に自分がレビューしたバージョンと当局にファーストドラフトとして提出されたバージョンのコンペアが欲しい」と言ってきました。ローファームが作成するワードドキュメントではこれは簡単に出来るので、おそらく印刷会社も出来るだろうと思いメールを送ると、

「我々は最新のバージョンのみデータとして保存しているので、過去のバージョン同士のコンペアはできない」

との返事が。

上司に報告すると「明日もう一度電話で確認しろ」と言われたので今日電話で確認したのですが、担当者の返事は前日のメールと同様。

ロンドンの実務はそんなものなのかと思って上司に報告すると、怒った上司が「こんなものはできるはずだろ。すぐに送ってよこせ!」と語気鋭いメールを担当者に直送。

その結果

「内部で確認したところ、これはできるとのことなので、大至急送ります」

との返事が返ってきました。

可能かどうかが微妙なタスクであればいざ知らず、ルーティンで行われているはずの作業に関してバレバレの嘘を顧客につくという神経が日本人としてはどうにも理解できず、驚きました。

そういえばビザの問題でも、早急なビザの手続が必要な知人が勤め先の事務所を通じて雇っている移民法弁護士に対して

「○月○日に面接を入れて欲しい」

と依頼したところ

「その日は他の顧客のための枠なので使えない」

と言われ、めげずに自分はどうしてもその日に面接を受ける必要があると強調したところ、

「じゃあ○月○日に面接を入れます」

となった話を聞きました。

レストランの予約でも、

「午後7時から4名で」

とお願いすると

「8時15分からなら4名で受けられる。どうしても7時からでないといけないのか」

と言われ、7時からでないといけないから7時から予約を入れようとしているのだから当たり前だろうと思いつつも後ろに予定が詰まっているから7時からでないといけないんだと強調すると

「分かったじゃあ7時から4名で」

と予約が取れたりします。

何なんですかね、この国は・・・。

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コメント

疲れるね……
性悪説前提で動かなきゃいけない社会って
ムダに気力を使いまくり。
そこで生まれ育った人とかはどうやって最初のコンタクトだけで
いい感じのレスポンスを手に入れているのか、興味深いところだ。

事前に「出来るはずだろ!?」って外堀埋めるのかな?
それとも信頼関係が構築されると大丈夫なのか。
ぜひ探って欲しいです。

投稿: kentaro | 2009年2月17日 (火) 16時26分

>kentaroさん

アメリカ人は表面的には親しみやすいけど深い関係を築くのは難しいと言われるのに対し、イギリス人は最初はとっつきにくいが親しくなるとすごく親しくなれるという話を聞いたことがあります。なのでしっかりした関係さえ築いてしまえば大丈夫なんでしょうね。もっともそういった関係を築く前はとにかく警戒心を持って接する必要があると思いますが(特に〆切がある仕事などは)。

投稿: yutakataka | 2009年2月22日 (日) 05時39分

へええ、そういうイメージ無かった!
現地で生活をしている人の話は面白いねぇ。
日本でも多少ゴネたもん勝ちって部分も無くはないけど、そこまでではないので、やっぱり楽よね。
不思議だー。

投稿: su | 2009年2月22日 (日) 12時16分

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