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2009年1月

やっと

まともな仕事が入ってきて忙しくなりました。昨年10月に入所した新人が今週休暇を取るので、代わりにカバーに入ってClass 1 circularなるドキュメントのコメントを関係当事者から集め、PDFファイルに手書きでまとめて印刷会社に送り、印刷会社から送られてきたドキュメントをプルーフするという流れの作業です。派生作業としてListing Ruleのリサーチや監査法人との契約書のレビューなどが降ってきます。

イギリスのListing Ruleは一定の規模以上のM&Aや資産譲渡については株主総会の承認を得なければならないと規定しており、かかる株主総会に先立ち株主に対して承認を求める案件を説明した書面を当局に届け出る必要があります。Listing RuleのSection 10が重要性に関する要件、Section 13がCircularの記載要件を規定しています。

なぜそうなのかは分かりませんが、ファイリングの書類はワード形式ではなく特殊なファイルに変換しなければならないのは日本のEDINETと一緒ですね。印刷会社の動きが遅かったりすることもある(今週は月曜夕方と夜に送ったメールを印刷会社に無視されてしまい、危うくスケジュールが大幅に修正されそうになった)ので、今回はちょっとひやひやです。日本とシステムが似ていると入ってもいかんせんこちらでの実務経験はゼロなので、新人に戻った気分でちょっとひやひやしながら回してます(誰をどのくらい信頼していいのか分からないので)。まぁ慣れてしまえばどうということはないのでしょうが。

こちらの事務所ではタクシーは専門の部署に電話すると手配してくれ、案件のレファレンス番号を伝えると請求も直接事務所に行くのでその点はスムーズです。オフィスの規模が大きくなるとこういうアドミの部分がしっかりしてきますね。リサーチも図書館にいる人にちょちょいとメールを打つとClass 1 Circularの先例リストを添付して15分で返信してくれます(同部屋の弁護士に「EDINETみたいな感じでファイリングされた書類の先例を調べるにはどうすればいいの?」と聞いたら「俺はやり方を知らないけど図書館のリサーチャーにメール打つといいよ」と言われた)。ドキュメントのプルーフもパラリーガルに頼むと結構な精度でコメントを返してくれます。

日本では弁護士が全てをハンドルする形がスタンダードだと思いますが(今回のような件だと先例のリサーチも印刷会社に送ったドキュメントのプルーフも全て弁護士がこなす)、仕事のスタイルは日本とイギリスでは大きく異なりますね。本当に弁護士がやらなければならない仕事に弁護士のリソースを集中投下するのは効率的ではあると思います。

旅行関係のエントリーが続いたので今日はちょっとまともな話題にしてみました。

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Cerveceria Catalana

色々と書いているうちに旅人熱が高まってきてしまったので、以前書きかけにしていたエントリーを勢いで書き上げます。

だいぶ前の話になってしまいますが、11月末の週末にバルセロナに行ってきました。

8年ぶりの訪問だったので、「あぁあの時は闘牛を見たなぁ」とか「1泊800円くらいの韓国人宿に泊まって1000円くらいのビビンパ食べたなぁ(1日宿泊費込3000円で旅していた当時の私にとっては大盤振る舞い)」などと当時を思い出しながらの旅だったのですが、貧乏旅行をしていた当時では食べられなかった旨いものを今回は食べました。

土日と連続で夕飯を食べたのはこちら。

Cerveceria Catalana

Tripadvisorでは2300軒余りのバルセロナのレストラン中22位(と思っていたら最新のランキングは8位でした)。上位を高級レストランが占めている中、ここはリーズナブルな感じがし、日本人の方で3日連続で通ったというブログも見たので、ハズレはなかろうと思って行きました。

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週末とあって店内は大混雑。

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お店に入ると新鮮な食材がお出迎え。

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ここからは珠玉の品々を写真でどうぞ。

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絶品のイベリコハム。

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定番メニュー、パン・コン・トマテ

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カタクチイワシのフライ。

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絶品だったエビのガーリック風味串。

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新鮮なマッシュルーム。

ビール飲んでコレだけ食べて、お会計はしめて27ユーロくらい。激安です。

あまりにも旨かったので、参考にさせて頂いたブログの方同様、2日目の夜も車を飛ばしてやってきました。

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この日は反対側のカウンターに着席。ちなみにテーブル席だとかなり待たされるので、カウンターでさくっとすませるのがせっかちな方にはいいと思います。

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ホワイトアンチョビのオイル漬け。

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珠玉のタパスたち。

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スタッフド・パプリカ。中は鱈。奥のを注文すると手前のが出てきます。

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フォアグラとブルーチーズのサンド。絶品。

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気になるタパスを指差しつつ注文。パイナップルのクリームチーズは個人的にはかなりのヒットでした。

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クレームブリュレでしめてごちそうさま。この日もビール飲んでこれだけ食べて会計は32ユーロ。驚きのプライスです。

次回バルセロナを訪れたら間違いなくここに足を運びますね。写真をアップしているだけでもパブロフの犬状態です。

Cerveceria Catalana
c/ Mallorca, 236 (Rambla Catalunya), Barcelona, Spain
93-452-1990

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Life is a never-ending trip

昨年その存在を知って以来手放せなくなっているTripadvisor

Facebookとも連携しているようで、Facebookに"Places I have been"みたいな感じで地図を表示できるTripadvisorの機能があることを発見し、早速ブログにも貼り付けてみました。

記録忘れや地図が認識しない都市もありますが、現在訪れているのはざっと34カ国・137都市。

幼少を北欧で過ごした際に訪れた場所も多く、学生時代に2回バックパッカーとしてヨーロッパを巡っていたため、ヨーロッパは東欧を除いてかなり周っています。地図にするとこんな感じ。赤いところは訪れたことのある国です。


create your personalized map of europe

アメリカ大陸は昨年ほぼ初上陸に近かったのですが、横断旅行などで頑張ったこともあってかなりあちこち訪れたことがうかがえます。

残り半年のロンドン生活を充実したものとすべく、先週末は旅行を3件アレンジしました。

とりあえず来週末は金夜発でシチリア島の街パレルモへ。

2月上旬はポルトガルはポルトへ。

5月上旬はイギリスの祝日を利用してクロアチアはドブロブニクに行きます。

2月下旬には現在所属するチームのスキー旅行でイタリアのセストリエールに行きます。

ということで色々と予定が立ちつつありますが、ロンドンにいる間に行っておきたいところはまだまだあります。

今週後半には5,6年目くらいのアソシエイトを各国から集めたトレーニングプログラムが2日間あるのですが、その際にお題は何でもいいからプレゼンをしろとの課題が出て、私は”Top 3 places to visit during my secondment in London”と題して簡単なプレゼンをすることにしました(トレーニングの担当者に確認したところ、内容が問題ではなく観客からどんなフィードバックがあるかがトレーナーの着眼点だそうで)。私の中では現在3位がプラハ、2位がモロッコのマラケシュ、1位がドブロブニクです。1位はとりあえず予定を立てたので、2位と3位も予定を立てないといけないなと思っています。

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Borough Market

ロンドンに来てからはまっているのがBorough Marketです。

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250年以上の歴史を誇るらしく(ということは私の所属する事務所とほぼ同じくらいの時期から市場として栄えていたようです。うちの事務所はよくこの歴史を売りにしており、実際に東京のオフィスにも創始者の写真が会議室に飾られていたりしました)、現在も市場が開かれる木曜から土曜(特に土曜)は異常に混み合います。

ニューヨークでも暇を見つけてUnion Squareのマーケットに行ったりしていましたが、チャイナタウンでいい食材が安く手に入っていたこともあり余り活用していませんでした。

ところがロンドンのチャイナタウンはNYのそれに比べると格段にしょぼい。横浜の中華街と神戸の中華街くらい違う、といったらイメージがつかみ易いでしょうか。ロンドンの中華街は5分も歩けば通り抜けられてしまい、スーパーも2,3軒しかなくしかも大して安くない。普通のスーパーでは余り売られていない食材を食す日本人にとってこれは結構痛い。

ということで新鮮な食材が安く手に入るBorough Marketが最近のお気に入り。

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以前参加したバスツアーのガイドさんが、「バラマーケットだとマグロの中落ちが手に入る」とおっしゃっていたので初めて行った時からずっと中落ちを探していたのですが、未だに見つけられていませんでした。

中落ちのことなどほとんど忘れかけていた中で行った今日のバラマーケット。

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いつもは見るだけで通り過ぎる魚屋の一番端に、何やら魚の細切れのようなものが、まるで生ごみのようにどさっと置いてあります。

何かなと思ってみてみると、何とマグロやらサーモンやらの切れ端。

こちらではマグロはキロ25ポンドくらいするので、いくら円高になったとはいえキロ3000円以上は軽くする高級食材です。

そんなマグロの切れ端を含む魚の細切れの値段は、何とキロ7ポンド。7割引です。中落ちではなかったものの、小躍りしながら魚屋の兄ちゃんに「ここら辺のマグロの切れ端をくれ」とマグロの切れ端を指差しながらお願いしてマグロをゲット。値段は驚きの1.7ポンド。衝撃。

帰宅して、刺身でそのまま食してみました。

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生で食べても何の問題もない。最高ですね。日本人に産まれてよかった・・今日はマグロの他にサバも買い込み、味噌煮にして食べました。こちらも最高に美味かった。バラマーケットの食材は本当に新鮮です。これだけいい食材が手に入るのに、何故にレストランがこれほどおしなべてまずいのか、世界の七不思議並みの疑問ですね。

ロンドンではアタリヤというスーパーがいい魚を売っているのですが、いかんせんうちからはかなり離れているので、これからはバラマーケットに行く度この魚屋の隅っこに注目していきたいと思います。

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トルコの宝石商

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トルコのイスタンブールでひょんなことから宝石商の人と話し込む機会がありました。

東西の貿易の要衝であったからか、トルコには宝石店が山のようにあり、イスタンブールのGrand Bazaarなる市場に行くと何百メートルも宝石商が軒を連ねていてそれはそれで圧巻(しかしGrand Bazaarは冷やかしの客には冷たいらしい)なのですが、私が話し込んだのは街の普通の路地の一角にある宝石店の宝石商。

「君は何の仕事をしているんだ?」にはじまり、色々と話しているうちに、彼が自分の生い立ちを話してくれました。

20代後半くらいの彼は現在の宝石店の4代目だそうですが、彼が最初の宝石店を開いたのは13歳のときだとのこと。宝石店を営む父親が、自分の息子に商才があるかどうかを見極めるため、観光客が多いエリアの一角にお店をぽんと一軒持たせたそうです。

それだけでもびっくりなのですが、かれはその当時で2、300万ドイツマルクを売り上げていたとのこと。十数年前の話なので、ざっくり1ドイツマルク=80円とすると、13歳にして彼は2億を売る宝石商だったわけです。

それに気をよくしたお父さんは次に絨毯の店を持たせ、彼はそれもうまいこと軌道に乗せたので、最終的に彼が今の宝石店を継ぐことになったとのこと。

ちなみに彼のお兄さんも同様に13歳にして宝石店を任されたそうですが、お兄さんはあえなく失敗したため、宝石店の後継者にはなれず、「商売に向いていない奴は医者か弁護士になれ」との父親の命に従い、アメリカに留学し医者になったそうです。店にあった新聞を彼が誇らしげに見せてくれたのですが、どうやら医者のお兄さんは体が繋がって生まれてきてしまった双子を切り離す手術を最近トルコで成功させ、新聞の一面を飾っていました。

話を色々と聞いていると恐らく彼の家系は毛並みのよい家系らしく、おじさんがトルコで一番偉い裁判官だったとか、別のおじさんは検察官だったとか、さっきまでトルコで大人気の俳優が店に遊びに来ていたとか、どこまで本当かは分かりませんが、一介の旅行者である私に嘘をついても何のメリットもないことと、彼の見た目がちゃんとした人そうであったことから、おそらく大半は本当の話なんだろうと思います。

1000万人都市イスタンブールで星の数ほどある宝石店を経営する人がどうやって逞しく生き抜いているかを知ることができ、かなり興味深かったです。

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謹賀新年

あけましておめでとうございます。

ドイツ旅行・トルコ旅行を経て大晦日に帰国しました。

ロンドンでは新年を迎えると同時にロンドン・アイから花火をバリバリ発射していましたが、テレビで見る限り情緒もなくただひたすら花火を連発するだけの感じでした。近所なので音は聞こえましたが。

確か一昨年は年末に一年を振り返った気がするので、今年は年が明けてしまいましたが、ところどころ写真を交えながら昨年一年を振り返ってみます。

1月 ペルーに10日間旅行。リマ→ナスカ→クスコ→マチュピチュ→プーノと周る。マチュピチュは一見の価値あり。次回訪れる際にはインカトレイルツアーに参加したいですね。

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2月 スーパーチューズデー。この辺りからオバマに風が吹き始めてきた印象。

3月 10日間ほどボリビアへ。あいのりで観て以来行きたかったウユニ湖へ。

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4月 期末試験のため旅行はお休み。と思いきや、よくよく思い出してみるとグレートスモーキー国立公園に友人と共に週末旅行に行きましたね。

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5月 ロースクールを卒業。卒業旅行的な休暇でカンクンへ。

6月 ひたすら試験勉強。

7月 末にNY Bar受験。

8月 試験後大急ぎで引越荷物をまとめ、友人と共にアメリカ横断ドライブに出発。NYからアトランタに飛びアトランタスタート。ニューオーリンズ→ダラス→カールズバット国立公園→エルパソ→ホワイトサンズ国立公園→アルバカーキ→フォーコーナーズ→グランドキャニオン→モニュメントバレー→ラスベガス→LA→サンタバーバラ→ヨセミテ→ナパ→サンフランシスコと周り、SFから帰国。2週間強で総走行距離5000マイル。

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9月 UKビザ申請後、ビザが下りるまでの時間を利用して甲子園で伝統の阪神巨人戦を観戦後、山陰を巡り出雲大社→石見銀山→温泉津温泉→原爆ドーム→厳島神社を回る。下旬に渡英。

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10月 ソールズベリ、ストーンヘンジ、バース辺りを日帰りバスツアーで観光。

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11月 週末を利用して湖水地方へドライブ。中旬にはコッツウォルズを日帰りバスツアーで観光。下旬には週末を利用してバルセロナへ。

12月 中旬に週末を利用してコーンウォル地方にドライブ旅行。イギリス最西端の地を訪れる。その後ミュンヘンとザルツブルグでクリスマスマーケットを見た後、トルコへ。イスタンブール→トロイ→エフェソス→パムッカレ→カッパドキア→アンカラ→夜行列車→イスタンブールに戻ってくる8日間2800キロの旅でした。

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海外生活も残すところあと半年強。1年間でヨーロッパを20ヶ国近く旅行された方も過去にはいたそうなので、残りのロンドン生活も気合を入れて旅行したいと思います。

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