« 再開 | トップページ | 為替 »

グローバルファームの売上

イギリスの新人弁護士との2週間半に渡る研修が終わり、一息つきました。

一息ついたのと同じタイミングで、毎週配布されるLegal Weekにグローバルファームの売上をはじめとした興味深い数字が載っていたので、今日はそれをご紹介。

2008年度の売上トップ5は以下のとおり。

1.  Clifford Chance (UK) 26.6億ドル
2.  Linklaters (UK) 25.8億ドル
3.  Freshfields (UK) 23.5億ドル
4.  Baker&Mckenzie (US) 21.8億ドル
5.  Skadden Arps (US) 21.7億ドル

2008年度に売上が20億ドルを超えた事務所は8、10億ドルを超えた事務所は17でした。

弁護士一人あたりの売上は、上述トップ5のうち1つを除いて100万ドル前後、Profit per Equity Partner (PEP:パートナー1人あたりの利益)はトップ5に入っているUKファームに関しては皆200万ドルを超えており、UKファームのPEPトップ5にいずれも名を連ねております。

恥ずかしながら今まで私はグローバルな法律事務所がどのくらいの売上を上げているか等の数字を見たことがなかった(日本ではこういった情報を見かけることはまずない)のですが、今回この記事を見てびっくり。2000億円とか売ってるんですね。法律事務所は純粋にサービスを売っている業態なので、形のないものを売ってここまで数字を挙げる業態って他にあまりないんじゃないかと思います。

しかもPEPに記事で公表されている各事務所のパートナー数を掛けると、トップ5に名を連ねているUKファームは売上の30%強から40%強がパートナーの取り分になっており、これまた驚きの数字です。それっておいしすぎませんか?

こちらに来てから読んた所内誌で、「我が事務所のパートナーの1人が、『ロンドンで最もセクシーな億万長者弁護士』のベスト3に選ばれました」なんて記事が載っていましたが、なるほどこの数字を見れば納得です。

ちなみにこのランキング、トップ100までランキングを発表していましたが、日本の事務所は名を連ねていませんでした。ちなみに100位の事務所の売上は3億5千万ドルです。UK、US以外ではオーストラリアから幾つかランクイン、あとEU諸国からローカルな事務所が幾つかランクインという感じです。

もっとも最近の金融市場の混乱により、Legal Weekでも各事務所の人員削減の記事をあちこちに載せていますので、業界全体として楽観できる状況ではないのは確かだと思います。

|

« 再開 | トップページ | 為替 »

Law and Business」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/441270/24586260

この記事へのトラックバック一覧です: グローバルファームの売上:

« 再開 | トップページ | 為替 »